「お金をもらっている以上はプロだ」とプロ意識を押し付ける会社がやばい理由

「お金をもらっている以上はプロだ」とプロ意識を押し付ける会社がやばい理由

世の中には「1円でもお金をもらっているならプロだ」「給料を貰っているんだからプロ意識を持って仕事をしろ!」といったように、従業員に対してやたらとプロ意識を押し付ける会社が存在します。

自分の意思でプロ意識を持って仕事をするなら何も問題はありませんが、会社がそれを押し付けてくるなら要注意です。

そんな会社は、従業員に対して給料に見合わない仕事をさせる為にそんな事を言っている可能性があります。

今回は、「お金をもらっている以上はプロだ」とプロ意識を押し付けてくる会社がやばい理由について解説します。


「お金をもらっている以上はプロだ」と言ってくる会社がやばい理由

やばい会社は、「お金をもらっている以上はプロだ」などといって給料に見合わないような仕事をさせようとします。

100歩譲って正社員に対して言うのであればまだしも、場合によっては給料が安く雇用も安定しないアルバイトの人間に対してもこんな事を言う会社も存在します。

結局のところ、そんな会社は適当な理屈をこねて給料以上の仕事を押し付けようとしているだけです。

ここではそんな会社がやばい理由を詳しく解説します。


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無茶な要求を押し付ける上にそれを正当化する

「お金をもらっている以上はプロだ」といって従業員にプロ意識を押し付ける会社は、無茶な要求をした上でそれを正当化しようとしているに過ぎません。

そのような会社は、社員に現実的ではないノルマを課したり、休み返上で納期を守れと迫ったりといった事を平然と行い、それに対して不満が出ると「プロなんだからそれくらい当たり前だろ!」と言って黙らせようとします。

結局のところ、社員に「プロ意識」を押し付けてこき使おうとしているだけだと言えます。

これが、「お金をもらっている以上はプロだ」と言う会社がやばい理由の一つです。


経営者にとって有利すぎる理屈である

「1円でもお金をもらっているならプロだ」という理屈は、経営者にとってあまりにも有利すぎます。

労働者が高い給料を貰っているならその分厳しい仕事や成果を要求されるのは普通ですし、逆に給料が安いならその分仕事のクオリティが下がるのは当然です。

しかし、この「1円でもお金をもらっているならプロだ」という理屈がまかり通るのであれば、労働者に安い給料しか支払わずにプロ並みの成果を求めても全く問題が無いことになってしまいます。

この様に、「お金をもらっている以上はプロだ」といった言葉は、経営者には非常に有利であり、労働者にとってはあまりにも不利すぎる言葉だと言えます。


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パワハラの原因になっている

「お金をもらっている以上はプロだ」という理屈が浸透している会社では、それが原因でパワハラが起こる可能性があります。

元々意地の悪い管理職が部下がやった仕事に対して重箱の隅をつつくかのように粗探しをして、些細なミスを見つけたら「それでもプロか!」「お前はプロ意識が足りない」といって叱りつけるようなケースがこれに当たります。

「お金をもらっている以上はプロだ」という言葉のせいでミスが一切許されず過剰に責められる職場は、非常に働きにくい会社だと言えます。


関連記事:仕事でダメ出しばかりされても落ち込む必要無し!上司によるパワハラだ

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最後に

今回は、「お金をもらっている以上はプロだ」とプロ意識を押し付けるのはやばい会社である理由を解説しました。

これは経営者や会社にとってあまりにも有利すぎる理屈です。

とりあえずそう言っておくだけで、安い給料しか支払わずに高い成果を求めるといった理不尽な事が正当化できてしまいます。

自分自身で「お金をもらっている以上はプロだ」と考えるのは何も問題はありません。

しかし、会社や上司がプロ意識を押し付けてくるようであれば、注意する必要があります。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。