入社初日に辞めたいと感じた場合に辞めてもいいケース解説
新卒入社の人間なら勿論、中途入社の人間であっても入社初日は少なからず緊張したり不安になるのは普通の事です。
しかし、中には不安や緊張どころではなく「入社初日だけどもう辞めたい」「この会社で働く自信が無い」と感じてしまうほど追い詰められている人もいます。
筆者としては、入社初日にすぐに辞めてしまうのはあまりお勧めしません。
ですが、状況によってはすぐに辞めてしまっても良いケースもあります。
そこで今回は、入社初日に辞めたいと感じた場合に本当に辞めてしまっても良いケースについて解説します。
入社初日に辞めても良いケース
「初日だけどもう辞めたい」と感じてしまうのは、初めての環境で周囲には知らない人間しかいない為、極度に緊張したり不安感を抱いている事が原因であるケースが多いです。
この場合は、何日か我慢すれば慣れてきて状況が改善する可能性が高いので、仮に辞めたいと思っても本当に辞めるのは早計です。
では、逆に本当に辞めてしまっても良いのはどんなケースなのでしょうか?
それは「明らかに職場の雰囲気がおかしい場合」「労働条件関係が曖昧にされている場合」などが挙げられます。
それぞれ具体的に解説します。
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明らかに職場の雰囲気がおかしい場合
「怒鳴り声が響き渡っている」「罵声を浴びせられている人がいる」「先輩社員がほぼ全員イライラ、そわそわしている」等、明らかに職場の雰囲気がおかしい会社は初日で見切りを付けても良い職場だと言えます。
そのような職場では、いずれ自分も同様の事をされる可能性が高く、長くいればいるほど精神的なダメージが大きくなります。
そもそも、フロア全体に聞こえるほどの怒鳴り声を上げている人間がいたり、社員全員がイライラしているような職場はまともな職場ではありません。
明らかに雰囲気がおかしい職場は初日であっても辞めてしまっても良い会社です。
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研修や説明が全く無くいきなり実務に就かされる場合
入社初日にも関わらず、全く研修が無い上に上司や先輩社員が何も教えてくれないまま実務に就かされる会社も、さっさと辞めてしまっても良い会社です。
まともな会社であれば、新卒や未経験者に対しては勿論、中途採用の経験者に対してもある程度業務に関する研修や説明を行います。
それが全く無く、初日からいきなり仕事を押し付けてくるような会社は、経営に全く余裕が無いか人を育てたり大切にするといった発想の無い会社です。
そんな会社では、辞めたいという気持ちを我慢したところでどのみち長く働くことは困難だと言えます。
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労働条件関係が曖昧にされている場合
労働条件関係があやふやにされる会社も、初日に辞めても良い会社です。
普通の会社であれば、遅くても入社初日には雇用契約書など労働条件が書かれた書類を発行します。
どうしても初日までに発行できない明確で納得のできる説明があり、いつまでに発行すると約束をしてくれる場合は別として、「ろくに説明もせずに雇用契約書や労働条件通知書を発行しない」「発行を断られた」といったケースなら、入社初日であっても辞めてしまっていい会社です。
働く上で非常に重要な労働条件関係の部分をあいまいにする会社はろくな会社ではありません。
最後に
今回は、入社初日に辞めたいと思った際に本当に辞めてしまってもいいケースを解説しました。
初日に辞めたいと思っても、数日程度我慢すればその気持ちが薄れることが多いので、すぐに退職を決めるのは危険です。
しかし、上記のように明らかにおかしい会社であったり、所謂ブラック企業なのであれば、初日だからといって我慢せずすぐに辞めても良いと言えます。
そのような会社には、我慢したところで長く勤めるのは困難ですし、中途半端に勤めるよりはさっさと見切りを付けた方がプラスになる可能性が高いです。