指示待ち人間は悪くない!問題は上司にある理由

指示待ち人間は悪くない!問題は上司にある理由

世間では「指示待ち人間はダメ」といった風潮が強くあります。指示待ち人間は仕事の出来ないダメな社員で、昇格の対象外としたり、昇給や賞与の査定を悪くしたりと散々な扱いを受ける事になります。
しかし、指示待ち人間は本当に悪いのでしょうか?確かに上司の指示を仰がなくても完璧に仕事を出来るに越したことはありませんが、そういった人間は多くありません。また、指示待ちになってしまっている原因は本人ではなく、会社や上司にあるケースが非常に多いです。
今回は、指示待ち人間は悪くない!問題は上司にある理由について解説していきます。


指示待ち人間は悪いのか?

世間的にマイナスイメージが強く、仕事の出来ない認定されますが本当に指示待ちは悪いのでしょうか?結論から言うと、全く悪くありません。まず、指示を出すのは上司の仕事です。上司は部下に適切な指示を出し、成果を挙げさせるマネジメント的な仕事をする立場にあります。誰しもが指示がなくても仕事が出来る状況であれば、上司の存在は必要ありません。
つまり、「指示待ち人間になるな」という言葉は、上司が自分の仕事を放棄すると宣言するのと同じ意味になります。

また、よく見られるパターンとして、上司の指示以外の仕事をすると「勝手な事をするな」と言われることが挙げられます。指示を待つなと言いつつ、指示にないことをすると叱られるという矛盾を生み出しています。この様な状況で上司の指示以外の仕事をするのは不可能であり、本人に責任はありません。

ただ、将来的に指示を出す立場、つまり管理職として働くには言われた事をするだけでなく、自分で考えて仕事をする必要があります。管理職候補となる人材に「指示待ちになるな」というのは教育としてはいいでしょう。
但し、それは管理職になる教育である事を伝えた上で行なわなければなりません。そして、まだ管理職候補でもない新人にそういった教育をするのは間違いだと言えます。

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上司に問題がある理由

部下が指示待ちになっているのは上司や会社側に問題があるケースが非常に多いです。ここではその理由について解説します。


矛盾した言動

先にも書きましたが、指示待ちにならず自分で考えろと言いつつ、いざ自分で考えて仕事をすると指示していないことをするなというパターンです。この様に矛盾した言動をしていると部下は混乱します。指示を待っても自分で行動しても叱られるのであれば、余計な事をしないようになるのは自然です。一度自分の言動を省みる必要があります。


適切な指示を出せていない

部下に適切な指示を出せていないために、自主的に動けなくなってしまうケースです。部下の知識やスキルに対して、難易度の高い仕事を適当に振ったために、そもそも何をどうやって進めたら良いのか分からず、自主的に動くどころか指示された仕事すら出来なくなってしまいます。段階的に難易度を上げていくことで徐々に自分で考えて動けるよう教育するのが普通ですが、それが出来ていない可能性があります。


部下の仕事を全て否定する

部下がやっている仕事を全て否定しているケースです。例えば、資料を作らせたものの何度も何度も作り直させ、最終的に上司の意向しか反映されていない資料が出来上がることがあります。そうすると、部下の自主性を損なわせ、出来上がった資料は上司の指示した内容が全てになります。「自分で考えろ」と言いつつ結果的には上司から指示された成果物しかできないのであれば、自分で考えたり自分で動くのが無駄と考えてしまいます。


最後に

今回は指示待ち人間が悪くない理由と上司や会社の問題点について解説しました。部下へ指示を出すのが上司の仕事です。それが出来ないのであれば上司がいる意味がありません。