目標を自分で設定させるような会社はブラック企業の可能性あり
「無茶なノルマを会社から押し付けられた」「高すぎる目標を設定されて土日も勉強漬けで嫌になる」ブラック企業ではこのような事がよく起こります。
これはこれで十分酷い会社だと言えますが、これとは異なり目標を会社が指定するのではなく、自分で設定させる場合もあります。
一見、自分で決められるなら良いように見えますが、現実は全然違いむしろ会社から押し付けられるよりも過酷になるケースが多いです。
今回は、目標を自分で設定させるような会社はブラック企業の可能性がある理由について解説します。
自分で目標を決めさせるのはブラックである理由
社員に自分自身で目標を決めさせる会社は普通ではありません。
通常は会社側から指定するものであって、そうしないのには何かしらの意図があります。
面倒事を押し付けてたいという些細な理由であったり、無茶な目標を自分で立てたように仕立て上げようという理由だったりと様々です。
ここでは、その理由を詳しく解説します。
関連記事:ブラック企業の正社員よりホワイト企業の非正規の方が遥かにマシな理由
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無理な目標を押し付ける口実にしている
会社側から到底達成できないような過酷な目標を押し付けると、問題になる可能性があります。
「問題になるのは避けたい、でも無理な目標を押し付けたい、そうだ!自分で決めたことにしよう」こういった理由で、自分自身で目標を設定させようとしています。
無理難題を押し付けても、あくまで会社から指定したわけではなく、自分自身で決めた目標だと言い訳をすることが出来てしまいます。
これが自分で目標を設定させるような会社はブラック企業である理由の一つです。
目標設定が甘いと却下される
先にも書いたように、無茶な目標を自分自身で決めたように見せかけようという意図があります。
その為、当然ですが甘い目標を設定したら却下されます。
目標値が低いという理由で一度却下された場合、それよりも数値を上げて再提出することになり、会社が押し付けたいという数値で提出するまでそれを永遠と続けることになります。
つまり、自分で設定しているなんて口だけに過ぎず、実際は会社が押し付けているのと変わりません。
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達成できないと酷く責められる
目標を達成できなかった場合、上司から責められることはありますが、会社が設定した目標ではなく自己目標の場合、それが過酷になるケースがあります。
「自分で決めたこともできないのか!」「お前は口だけだな」といったように、あくまで自分で決めたことが達成できないのはお前が悪いという理屈で責め立てられます。
このように、社員を責める口実にするならそれはブラック企業であると言えます。
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目標を決めるという仕事を部下に丸投げ
そもそも、社員に仕事上で達成してほしい目標は会社側でなくては正しく設定できません。
一従業員では持っている情報が少なく、どれくらいの売上を立てればいいのか判断できないのでそれは当然です。
上の人間が社員の目標を設定しないのは自分の仕事を放棄し、面倒事を丸投げしているだけです。
従業員からすると、本来必要のなかった手間が増えてマイナスでしかありません。
この様に、本来であれば上の人間がするべきことを丸投げしているのもブラック企業である理由の一つです。
最後に
今回は、仕事の目標を自分自身で設定させるような会社はブラック企業である可能性があることについて解説しました。
そもそも、本当に目標を自分で決めさせるなんて事は稀です。
会社側が考えている目標にしない限り、何度も作り直す羽目になるので実質的に会社が決めていることになります。
それでもあくまで自分で決めたという体にするのは、後々問題にならないようにするための保険だと言えます。
結局のところ、自分で目標を設定することに社員側のメリットは何もありません。
また、その目標を「自分で決めたんだろ」といった様に責める口実にされるのであれば、早めに転職した方がいいです。
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社畜シンド
大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」、「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。-
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