退職の引き止めで給料アップや昇格をチラつかせる会社は辞めてしまった方がいい

退職の引き止めで給料アップや昇格をチラつかせる会社は辞めてしまった方がいい

社員が退職を申し出た際、様々な方法で撤回させようと引き止める会社は意外と多いです。

特に、辞める人間の直属の上司は自分の評価に直結する為、どうにかして引き止めようと必死になります。

そこでよく使われるのが「昇給や昇格をチラつかせる」という方法です。

給料や役職を餌に会社に残らせようという魂胆ですね。はっきり言いますが、これを真に受けるのは非常に危険ですし、そんなことをする会社はろくな会社ではありません。

今回は、退職の引き止めで給料アップや昇格をチラつかせる会社は辞めてしまった方がいい理由について解説します。


給料アップや昇格で引き止める会社は辞めるべき理由

退職するという強い意志を固め、それを上司に伝えると「給料を上げるから残ってくれ」などと言われるかもしれませんが、それを真に受けてはいけませんし、そんな事をするような会社は予定通り辞めてしまった方がいいです。

理由としては「普段から正当に評価をしていない証拠」「本当にアップするか怪しい」などが挙げられます。

それでは具体的に解説します。


関連記事:退職時に引き止められた際の断り方




スポンサーリンク


普段から正当な評価をしていない証拠

まず、退職を切り出したから給料をアップする、昇格をチラつかせるということは、普段から正当な評価をしていなかった証拠です。

給料を上げられるくらい利益を出していたり、管理職になるくらいの能力があったのに、今まで正当に評価せず昇給や昇格を行っていなかったと考えられます。

辞めると言いだすまで不当に低い待遇で働かせようという魂胆の企業で働き続けてもろくなことになりません。

この様に退職の引き止めで給料アップを持ち出す会社は信用できない会社であることが、辞めてしまった方がいい理由の一つです。


本当にアップするか怪しい

そもそも、本当に給料がアップしたり昇格するかは非常に怪しいです。

その辺りの決定権が無い上司が勝手に言っているだけである可能性があります。

「給料アップするから考え直してくれ」 と言われ退職を撤回した後に、「やっぱり無理だった」と言われるケースはかなり多いです。

昇給や昇格に関する裁量が無い上司が口先だけで言っている事を信用するのは危険です。

せめて、証拠になる文書を貰うくらいはした方がいいと言えます。


お知らせ

この度、Amazon Kindleにて電子書籍「若者を食いつぶす老害上司の生態と特徴: 会社に巣食うモンスター」を出版しました。
本書では、自分の立場を利用し、若手社員を虐げる「老害上司」に焦点を当て、その特徴と生態を解説しています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。



若者を食いつぶす老害上司の生態と特徴: 会社に巣食うモンスター

万が一本当にアップしても同僚から妬まれる

仮に、本当に給料がアップしたり昇格をしたとしても、周りの同僚から妬まれる可能性が高いです。

「あいつは退職をチラつかせて給料を上げてもらった」などと噂されるかもしれません。

多少給料が上がっても、そんな状況の会社で働き続けるのは困難です。


電子書籍を出版しました!
この度、Kindleにて電子書籍を出版しました。

日々、理不尽なパワハラ上司から叱られ続け、「自分はダメな人間なんだ…」と自分を責めてしまっている方に向けた書籍であり、「悪いのは自分ではなく上司の方だ」と認識出来るような内容になっています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。



部下を潰す自分勝手な上司たち: パワハラをするクズ上司からの洗脳を解き、自尊心を守る



部下を潰す自分勝手な上司たち: パワハラをするクズ上司からの洗脳を解き、自尊心を守る

時間を稼いで内定先を辞退させる汚い作戦

転職先が決まっている社員の退職を引き止める際、出来るだけ時間を稼いで転職先の内定承諾期限に間に合わないようにするという汚い作戦を取る会社があります。

その一環で「給料アップするから」と言っている可能性があります。

昇給すると言われると、「会社に残った方がいいのでは?」と転職先に入社するかどうか悩んでしまいます。

期限が近づいても結論が出ない場合、現状維持を選び退職を撤回する人が多いです。

これはまさに会社の思う壺であって、撤回した後に給料アップの話を有耶無耶にされるかもしれません。


最後に

今回は、退職の引き止めで給料アップや昇格をチラつかせる会社は、大人しく辞めてしまった方がいい理由について解説しました。

辞めると切り出したから給料を上げる、昇格させるなんて会社は、普段から正当な評価をしていない会社です。

そんな会社に残っても、また不当に低い評価をされる可能性が高いです。

また、待遇を良くするというのはただの口約束であって、「やっぱりダメだった」と言われるケースは多いです。

結局のところ、引き止める為の口実であって、それを真に受けてもいい事はありません。

引き止めには応じず予定通り辞めてしまった方がいいと言えます。

お知らせ

Amazon Kindleにて電子書籍「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口: こうしてみんな壊されていく」を出版しました。
本書では、「うちの会社ってもしかしてブラック企業?」「上司から洗脳されているのかもしれない」と疑問を持っている方に向けて、ブラック企業が行う洗脳の具体例を解説しています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。


社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口: こうしてみんな壊されていく

スポンサーリンク


この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。