就活テクニックで内定を獲得することの危険性

就活テクニックで内定を獲得することの危険性

「書類選考を通過するESの書き方」「面接官に好印象を持たせる志望動機の作り方」などといったように、就活に関するテクニックやノウハウを解説している書籍やサイトは多く存在します。

良い会社から内定を獲得するためにそういったテクニックを使いたくなる気持ちも分かりますが、それはある意味正攻法ではない裏技のようなものです。

そんな方法で内定を取ったとしても、働き始めてから苦労する可能性が高いです。

今回は、就活テクニックやノウハウで内定を獲得することの危険性について解説します。


就活テクニックで内定を取ることの危険性

「面接を通過するコツ」「評価される志望動機」といった就活テクニックは確かに有効な場合がありますし、それで内定が取れてしまうことも多いです。

しかし、内定を貰う事がゴールならそれでいいですが、実際は働き始めてからが本番です。

テクニックで無理に内定を取るということは、本来の自分の実力に見合わない企業に自分の本音を隠して入社するようなものであって、それは働き始めてから様々な問題を引き起こすことに繋がります。

ここでは就活テクニックで内定を取ることの危険性を詳しく解説します。


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ミスマッチによる短期離職に繋がる

テクニックを使って内定を獲得することの一番の危険性が、「ミスマッチによる短期離職に繋がる事」です。

就活テクニックを参考にしてしまうと、面接で高評価を貰うために自分の本音を隠して思ってもいないような事を言ったり、本当に聞きたかったことを聞くことが出来なかったりするなんて自体に陥ることはよくあります。

そんな方法で内定を取ったとしても、入社後にミスマッチが発覚し「こんなはずではなかったのに…」と後悔する羽目になります。

そして、それに耐えきれず短期離職をしてしまうと折角の新卒カードを無駄にする結果になってしまいます。

これが、テクニックで内定を獲得することの危険性の一つです。


本来の実力以上のハードルを設定される

テクニックやノウハウで内定をゲットした場合、本来の自分の実力以上の期待をされる可能性が高いです。

その為、入社してから仕事のハードルを高く設定されてしまうかもしれません。

当然、自分の実力以上のハードルになっているため簡単には突破できませんし、そうなると「思っていたよりダメな奴だった」「期待外れだ」などと低評価されることに繋がります。

最終的には「使えない人間」だとか「ダメ社員」の烙印を押されてしまうことになりかねません。

そうなるよりは、自分の実力に見合った会社に入った方が遥かにマシです。


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会社選びの判断材料が少なくなる

就活テクニックでは「待遇に関する質問はNG」だとか「残業について聞くと印象が悪くなる」といったようなことがよく言われます。

これを真に受けてしまうと、本当に知りたかったことが確認できなかったり、会社を選ぶための情報が少なくなってしまいます。

複数の会社から内定を貰っていたとしても、本当に自分に合った会社を選ぶのが困難になりかねません。


関連記事:人事の人柄が良かったからという理由で入社を決めるのは危険

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最後に

今回は、就活テクニックで内定を獲得することの危険性について解説しました。

ノウハウやテクニックを使って内定を獲得したとしても、ミスマッチが発覚したり実力以上の期待をされたりと、入った後に苦労するだけです。

それが原因で短期離職をしてしまうと、新卒カードを無駄に捨てただけだという結果になってしまいます。

そうなるよりは、下手なテクニックに頼らず、自分に見合った会社に正攻法で入社する方が遥かに良いと言えます。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。