「ノルマはないけど目標はある」なんて会社には入社するべきでない理由

「ノルマはないけど目標はある」なんて会社には入社するべきでない理由

営業職の求人で「ノルマはありません」とアピールしている求人を見たことはないでしょうか?

中には本当にノルマが全く無い会社もあるかもしれませんが、多くの場合、「ノルマなし」と書いてあっても何かしらの形でノルマはあります。

そのような会社は、「ノルマ」を「目標」や「予算」といった別の言葉に言い換えているだけです。


面接で「うちはノルマはないけど目標があります」と説明してくるような会社は、色々な面で危険な場合があるので要注意です。

今回は、「ノルマはないけど目標はある」という会社には入社するべきでない理由を解説します。


「ノルマはないけど目標はある」という会社に入るべきではない理由

まず、「ノルマがある」事自体は別に悪い事ではありません。

営業職ならどんな会社でも普通にあるものですし、ノルマがあるからといって悪い会社だとは言えないでしょう。

問題なのは、実際はノルマと同様のものがあるにも関わらず「ノルマなし」と宣伝して応募者を集めるような会社です。

そのような会社は、応募者を騙して入社させるようなせこい会社です。

それでは、「ノルマはないけど目標はある」という会社に入社するべきではない理由を解説します。


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ノルマがある場合がほとんどである

「ノルマなし」などと求人に記載している企業でも、実質的にノルマのようなものがある場合がほとんどです。

大抵、「ノルマ」という言葉を「目標」や「予算」のような別の言葉に置き換えただけであり、数字に追われることに変わりありません。

中には、面接で「うちはノルマは無いけど自分で目標を決める」などと言ってくる会社もありますが、それはそれで注意する必要があります。

「ノルマ」ではなく「目標」で、更に「自分で決める」と聞くとハードルが低く感じますが、そんなことはありません。

目標=ノルマみたいなものですし、自分で決めると言っても、会社が納得しない数値設定をすると「甘い」だのなんだのと言われ修正されるだけです。

このように、結局、ノルマがある会社と何も変わらない場合がほとんどです。


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応募者を騙して入社させる会社である

「ノルマはありません」と言っておきながら、実際はノルマと変わらない「目標がある」なんて会社は、応募者を騙して入社させようとしているだけです。

そんな会社に入社してしまうと、後からどんどん不利な条件が出てくる可能性があります。

求人票に記載されている給料が「ノルマ達成時の歩合込」だったり、年間休日が有給を含んだ日数だったりと、ノルマ以外の面でも騙されているかもしれません。

これが、「ノルマはないけど目標はある」なんて会社に入社しない方がいい理由の一つです。


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騙さないと応募者が集まらないような劣悪な環境

まともな会社であれば、仮にノルマがあったとしてもわざわざ「ノルマなし」と記載して人を騙すような事はしません。

そんな事をしなくても応募者が集まるような魅力があるからです。

そうではなく、本当はノルマがあるにもかかわらず「ノルマはありません」と応募者を騙すような会社は、そうしないと人が集まらないほど劣悪な環境の会社であると考えられます。

給料や福利厚生に魅力が無いため、せめて仕事のハードルだけは低く見せようという魂胆があったり、「個人相手の飛び込み営業」のような、どう考えてもキツイ仕事を誤魔化す為にノルマ無しといっている可能性もあります。

そんな会社に入社しても苦労するだけなので、出来るだけ避けた方が無難です。


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最後に

今回は、「ノルマはないけど目標はある」という会社に入るべきではない理由を解説しました。

ノルマがあったとしても、それを隠さず堂々としている会社に納得して入社するなら問題はありません。

そうではなく、実際はノルマがあるにもかかわらず、それを「目標」と言い換えて応募者を騙すような会社なら大きな問題があります。

求人票に「ノルマなし」と記載されているのに、面接で「ノルマはないけど目標はあります」と説明するような会社には注意しましょう。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。