「仕事だからやれ」はパワハラ上司の都合の良い言い訳に過ぎない理由

「仕事だからやれ」はパワハラ上司の都合の良い言い訳に過ぎない理由

ブラック企業の経営者やパワハラ上司は「仕事だから」という言葉を好んで使います。

「仕事だからそれくらいやれ」「仕事なんだから家庭の用事より優先するのは当たり前だろ」などといったように、「仕事」というものを利用して理不尽な要求をしてきます。

先に結論から言うと、この言葉はパワハラをする上司が都合の良い言い訳に使っているに過ぎません。

仕事だからとって何でも許される訳ではありませんし、何事よりも優先するべきなんてこともありません。

今回は、「仕事だからやれ」はパワハラ上司の都合の良い言い訳に過ぎない理由について解説します。


「仕事だからやれ」がパワハラの言い訳である理由

「仕事なんだから」は、パワハラ上司やブラック企業の経営者が自分に都合が悪い事を誤魔化す為に使う言葉です。

仕事を免罪符にして部下に対し理不尽な命令をしたり、自分の行為を正当化しようとします。

この言葉を真に受けて言いなりになってしまうと、どんどん自分の労働環境が悪化していくので注意する必要があります。

それでは、「仕事だからやれ」がパワハラの言い訳である理由を詳しく見ていきましょう。


関連記事:マイルールを押し付けてくる上司は害悪!すぐに離れるべき




スポンサーリンク


誰もやりたがらないことを押し付けているだけ

この言葉は、誰もやりたがらない面倒な仕事やリスクの高い仕事を押し付ける為に使用されます。

その仕事をすることによってメリットが発生するようにしたり、誰もやりたがらない理由を排除することによって、部下が進んでやるようにするのが上司や会社の仕事です。

そういった工夫が出来ないから「仕事なんだからやれ」といって押し付けるだけになっています。


仕事だから何でも許される訳ではない

パワハラ上司は、「仕事なんだから」と言って理不尽な事を強制されるのがまるで当たり前のことかのようにいいますが、それは間違っています。

仕事だからといって何でも許される訳ではありませんし、ダメなものはダメです。

例えば、仕事だからといって人格否定をするような叱り方をしたり、暴言を浴びせるのは精神的な攻撃としてパワハラ認定される可能性があります。

仕事を言い訳にしたところで、それが何でも許される免罪符にはなりません。


お知らせ

この度、Amazon Kindleにて電子書籍「若者を食いつぶす老害上司の生態と特徴: 会社に巣食うモンスター」を出版しました。
本書では、自分の立場を利用し、若手社員を虐げる「老害上司」に焦点を当て、その特徴と生態を解説しています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。



若者を食いつぶす老害上司の生態と特徴: 会社に巣食うモンスター

反論させないずるい言葉である

大抵、この言葉を使う人間は部下が反論すると「やる気が無い」だとか「甘えだ」などといって非難します。

理不尽な命令にもかかわらず、断った人間の方が悪いという方に話を持っていこうとするから非常に悪質だと言えます。

間違っているのは「仕事だからやれ」で押し通そうとする方です。

部下の正当な反論をさせないずるい言葉であることも、パワハラの言い訳・免罪符である理由の一つです。


電子書籍を出版しました!
この度、Kindleにて電子書籍を出版しました。

日々、理不尽なパワハラ上司から叱られ続け、「自分はダメな人間なんだ…」と自分を責めてしまっている方に向けた書籍であり、「悪いのは自分ではなく上司の方だ」と認識出来るような内容になっています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。



部下を潰す自分勝手な上司たち: パワハラをするクズ上司からの洗脳を解き、自尊心を守る



部下を潰す自分勝手な上司たち: パワハラをするクズ上司からの洗脳を解き、自尊心を守る

そもそも仕事が最優先はおかしい

そもそも、仕事を何よりも優先するべきだという価値観自体間違っています。

終身雇用が保障されていた時代ならまだしも、今の時代会社に全て捧げて生きる事にメリットはありませんし、それよりも家庭や趣味を大切にする人だって大勢います。

そういった事を無視し、「仕事は何よりも優先するべき尊いもの」みたいな発想で家庭や趣味を犠牲にすることを強いるのはパワハラ上司のやることです。


最後に

今回は、「仕事だからやれ」というのはパワハラ上司の都合の良い言い訳に過ぎない理由を解説しました。

「仕事」という言葉を免罪符に、理不尽な事を押し付けたり、家庭や趣味などのプライベートよりも優先させようとするのは悪質なパワハラです。

「仕事という言葉を使えば大人しく言う事を聞くだろう」といった考えがパワハラ上司の中にはあります。

そんな人間の言葉を真に受けず、断る時はしっかり断ることが大切です。

お知らせ

Amazon Kindleにて電子書籍「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口: こうしてみんな壊されていく」を出版しました。
本書では、「うちの会社ってもしかしてブラック企業?」「上司から洗脳されているのかもしれない」と疑問を持っている方に向けて、ブラック企業が行う洗脳の具体例を解説しています。

Kindle Unlimitedに加入されている方なら無料でお読みいただけます。


社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口: こうしてみんな壊されていく

スポンサーリンク


この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。