正社員なのに時給換算すると最低賃金前後になる会社はすぐに辞めるべき

正社員なのに時給換算すると最低賃金前後になる会社はすぐに辞めるべき

労働者に対して最低限支払わなければならない賃金額である「最低賃金」。

アルバイト等の時給制の仕事をしていると、自分の給料が最低賃金を超えているかどうかは一目瞭然です。

しかし、正社員等月給制で雇用されている場合、自分の給料が最低賃金と比べて多いか少ないかは計算してみないとはっきりしません。

中には、サービス残業をさせられていたり、そもそもの給料額が低すぎることが原因で、正社員なのに時給換算すると最低賃金前後になっている場合もあり、そんな会社で働いているならさっさと辞めるべきだと言えます。


今回は、正社員なのに給料を時給換算すると最低賃金前後になる会社はすぐに辞めた方がいい理由について解説します。


正社員なのに最低賃金レベルの会社は辞めるべき理由

基本的に正社員の場合、アルバイトなど非正規雇用で働くよりも会社からの要求が様々な面で厳しく、大変な思いをすることが多いです。

しかし、まともな会社であればその分高い給料を支払います。

そうではなく、正社員として雇われ大変な仕事をしているのにもかかわらず、給料を時給換算すると最低賃金レベルになってしまうような会社はただのブラック企業なのでさっさと辞めるべきです。

理由としては「明らかに割に合っていない」「従業員を舐めている会社である」などが挙げられます。

ここではその理由を具体的に解説します。


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明らかに割に合っていない

まず、正社員にもかかわらず時給換算すると最低賃金前後の給料しか貰えないようであれば、明らかに割に合っていない状態だと言えます。

もし、ノルマや目標、納期などが何も設定されておらず、更には何の責任もない働き方ができるなら最低賃金前後の給料でもいいのかもしれません。

しかし、大きな責任を課されたり、過酷なノルマや目標を設定されているのに給料だけは最低賃金レベルなのであれば全く割に合っていないと考えられます。

これも、正社員なのに時給換算すると最低賃金前後になる会社を辞めるべき理由の一つです。


最低賃金以下なら論外

給料を時給換算した場合、少しでも最低賃金を上回っているならまだしも(それでも酷いですが)、最低賃金を下回っているなら論外です。

また、そのような会社は社員に長時間にも及ぶサービス残業をさせた結果、時給で考えると最低賃金以下になっているケースが多いです

金額だけ見ると最低賃金以上の給与が支払われていても、ただ働きをさせられているせいで実質的に最低賃金以下になっている場合がこれに当たります。

はっきり言って、そんな滅茶苦茶な事をする会社はコンプライアンス的に大きな問題がある会社です。

もはやただのブラック企業なのでさっさと辞めるべきだと言えます。


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従業員を舐めている会社である

正社員として雇用しているのに、時給換算すると最低賃金すれすれの給料しか支払っていない会社は、従業員を舐めている会社の可能性があります。

「正社員としてこき使うけど給料は安く済ませたい」といった事を考えているのかもしれません。

また、そうでなくても会社自体が全然儲かっていない為、まともな給料を支払えないといったケースもあります。

どちらにせよ、余程の事がない限りそんな会社で働き続けても状況が好転することは無いので、早めに辞めるべきでしょう。


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最後に

今回は、正社員として働いているのに、給料を時給換算すると最低賃金前後になる会社を辞めるべき理由について解説しました。

正社員でも何も責任が無く、楽に働けるのであれば給料が安くても納得する人はいるでしょう。

しかし、正社員だからと言って様々な事を求める癖に、給料だけは最低賃金すれすれしか貰えないなら、労働者からすると全く割に合っていない状態です。

また、サービス残業をさせられているせいで、実質的に最低賃金以下になってしまう悪質なブラック企業もあります。

もし、今現在そんな会社で働いているのであれば、出来るだけ早めに脱出するべきだと言えます。

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この記事を書いた人

社畜シンド

大学卒業後、大企業から中小零細企業まで様々な規模のブラック企業にて合計約10年勤務。 過去の経験を活かし、ブラック企業やパワハラに悩んでいる方に向けて当ブログ及びツイッターで情報発信を行う。 ツイッターのフォロワー数1万人以上。 Amazon kindleにて電子書籍「部下を潰す自分勝手な上司たち」「社員を洗脳するブラック企業の卑劣な手口」を出版。